タモリの弔辞を聞いて、僕は泣けてきた。
今日の午前中。赤塚不二夫の葬儀で、タモリが読んだ弔辞。今、買い物から帰ってきてTVをつけたら流れていた。その中で、タモリが言った言葉。ジン、と来たし、良かった。
「お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ、そう(天国で)言っているかも知れません………私はあなたに生前お世話になりながら、一言もお礼を言ったことがありません。それは肉親以上の関係であるあなたとの間に、お礼を言うときに漂う他人行儀な雰囲気がたまらなかったのです。あなたも同じ考えだということを、他人を通じて知りました。しかし、今お礼を言わさせていただきます。赤塚先生、本当にお世話になりました。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の一つです。」
※記事を書いた後、サンケイスポーツのサイトで弔辞の全文を見つけました。リンクを掲載する事で、ご紹介させて下さい。
タモリ弔辞「私もあなたの作品の一つです」(SANSPO.COMへ)
放送された部分のみだから、(うろ覚えなので)正しくないかも知れないが、そんな感じの事を言っていた。僕はタモリが涙ぐんでいるのをあまり見たことが無い。初めてかもしれない。で、そのニュースが終わってチャンネルを変えたら、『笑っていいとも!』が始まっていた。タモリは、いつもと変わらぬ様子で話し、笑い、ウンチクを披露し、番組を進める。
それを見て、余計に胸にくるものがあった。赤塚不二夫の作品についてはバカボンやおそ松くん、ひみつのアッコちゃんなど…有名なものについては知っている(アニメで見た)程度で、正直、特別な感情はない。
けれども、タモリにしたら「肉親以上の関係」の人…ましてや、タモリが「タモリ」であることを決定付けた人が亡くなったのだ。そんな、大切な人の葬儀の後。本物のプロフェッショナルだと思った。タモリは、また、人にそういう事を感じさせないから凄い。尊敬に値する、すばらしい人だと思った。
タモリにしてみたら、こうやって忙しく生放送や仕事をこなすことで悲しみから少し、まぎれる事が出来るのかも知れない。それでも、言葉や表情に少し感情が表れたりしそうだが…。
普段、飄々としているからこそ…何と言うか、胸に沁みた。故人のご冥福をお祈りすると共に、僕は単なる一庶民ではあるが、タモリにも、心からのエールを送りたい。
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